大阪IR(MGM大阪)のカジノで何が遊べるのかは、事業者が自由に決められるわけではありません。日本では、カジノ管理委員会の規則で認められた種目だけが提供できます。この記事では、認められている種目を一覧にし、それぞれのハウスエッジ(カジノ側の取り分)の目安を並べます(2026年10月時点の情報です)。
この記事の結論
- 日本のカジノで認められるテーブルゲームは9種21分類。これに電子ゲーム(スロットなど)が加わる
- 9種はバカラ、トゥエンティワン(ブラックジャック)、ポーカー、カジノウォー、クラップス、シックボー、ルーレット、マネーホイール、パイゴウ
- 同じカジノの中でも、種目によってハウスエッジは約0.5%から10%超まで20倍以上の差がある
- 大阪IRの計画は、テーブル約470台・電子ゲーム約6,400台
認められているのは「9種21分類+電子ゲーム」
カジノ管理委員会の公表資料によると、認められるテーブルゲームは次の9種21分類です。カッコ内は、同じ種目の中で認められているルール違いの数です。
| 種目 | 分類数 | どんなゲームか |
|---|---|---|
| バカラ | 2 | バンカーとプレイヤーのどちらが9に近いかを当てる。コミッションあり/なしの2方式 |
| トゥエンティワン | 4 | いわゆるブラックジャック。21を超えずにディーラーより高い数を目指す。配当3対2の卓、6対5の卓、ブラックジャックスイッチ、ポンツーン |
| ポーカー | 8 | 手役の強さを競う。客同士で対戦する形式も含まれる |
| カジノウォー | 1 | ディーラーと1枚ずつ引き、数の大きいほうが勝ち |
| クラップス | 1 | サイコロ2個の出目に賭ける |
| シックボー | 1 | サイコロ3個の出目に賭ける(大小) |
| ルーレット | 2 | 回転盤のどこに球が落ちるかを当てる。0が1つの盤と、0と00がある盤 |
| マネーホイール | 1 | 大きな円盤を回し、止まった区画を当てる |
| パイゴウ | 1 | 牌を組み合わせて親と勝負する中国発祥のゲーム |
このほかに、スロットマシンなどの電子ゲーム機と、上記の種目を画面で遊ぶ電子テーブルゲームが認められています。ポーカーはトーナメント形式も可能です。
大阪IRの区域整備計画では、テーブル約470台、電子ゲーム約6,400台を設置するとされています。9種のうちどれを何台置くかという内訳は、まだ公表されていません。
種目ごとのハウスエッジの目安
ハウスエッジは、賭けた金額のうち長期的にカジノ側に残る割合です。下の表は、世界のカジノで一般的なルール・配当での数値です。日本での細かいルールや配当によって実際の値は変わるので、目安として見てください。
| 種目・賭け方 | ハウスエッジの目安 | 1万円を100回賭けたときの期待損失 |
|---|---|---|
| トゥエンティワン(配当3対2の卓・定石どおり) | 約0.5% | 約5,000円 |
| バカラ(バンカー・コミッションあり) | 約1.06% | 約10,600円 |
| バカラ(プレイヤー) | 約1.24% | 約12,400円 |
| クラップス(パスライン) | 約1.41% | 約14,100円 |
| バカラ(バンカー・コミッションなし) | 約1.46% | 約14,600円 |
| トゥエンティワン(配当6対5の卓・定石どおり) | 約2% | 約20,000円 |
| ルーレット(0が1つ) | 2.70% | 約27,000円 |
| シックボー(大・小) | 約2.78% | 約27,800円 |
| カジノウォー | 約2.9% | 約29,000円 |
| ルーレット(0と00) | 5.26% | 約52,600円 |
| マネーホイール | 10%を超える賭け先が大半 | 10万円以上 |
| バカラ(タイ・8倍配当) | 約14.4% | 約144,000円 |
同じ100万円分を賭けても、ブラックジャックなら期待損失は約5,000円、マネーホイールなら10万円を超えます。どのテーブルに座るかで、遊べる時間の長さが20倍以上変わるということです。
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種目ごとの押さえどころ
バカラ:賭け先は3つだけ
客が決めるのは「バンカー」「プレイヤー」「タイ」のどれに賭けるかだけで、カードの引き方はルールで自動的に決まります。覚えることが少なく、マカオやシンガポールでは売上の中心になっている種目です。認められている2分類は、バンカーの勝ちから手数料(コミッション)を引く方式と、手数料を取らない代わりに特定の勝ち方で配当が半分になる方式です。バンカーのハウスエッジは前者が約1.06%、後者が約1.46%で、手数料がないほうが得というわけではありません。どちらの方式でも、タイだけは桁が違います。理由はバカラの期待値|なぜプロはバンカーを選ぶのかで解説しています。
トゥエンティワン:打ち方で数字が変わる
客の判断がハウスエッジに直接影響する、数少ない種目です。ベーシックストラテジー(定石)どおりに打てば約0.5%まで下がりますが、感覚で打つと2%以上になることもあります。もう一つ確認したいのが配当です。認められている4分類には、ブラックジャック(最初の2枚で21)の配当が3対2の卓と6対5の卓があり、6対5の卓では定石どおりに打っても約2%になります。座る前にテーブルの配当表示を見てください。定石はブラックジャック ベーシックストラテジー完全ガイドに表でまとめています。
ルーレット:0の数を確認する
認められている2分類は、0が1つのシングルゼロと、0と00があるダブルゼロです。0が1つの盤(2.70%)と、0と00がある盤(5.26%)では、同じ賭け方でも期待損失が約2倍違います。座る前に盤面を見るだけで判断できます。詳しくはルーレットのハウスエッジ|ヨーロピアン vs アメリカンをご覧ください。
ポーカー:相手がカジノとは限らない
8分類の中には、カジノを相手にする形式と、客同士で対戦する形式の両方があります。客同士の対戦では、カジノは場所代(レーキ)を取るだけで、勝ち負けは相手との実力差で決まります。ハウスエッジという考え方が当てはまらない、唯一の種目です。基本はポーカー入門|テキサスホールデムのルールと確率にまとめています。
クラップス・シックボー:賭け先の差が大きい
サイコロのゲームは、1つのテーブルの中に有利な賭け先と不利な賭け先が混ざっています。クラップスのパスラインは約1.41%ですが、中央の一発賭けは10%を超えるものがあります。クラップスの期待値完全解説で賭け先ごとに比較しています。
Kai の観察
種目を法令で列挙するやり方は、裏を返せば「どのゲームも数学的な中身が公開されている」ということです。9種のハウスエッジは、何十年も前から計算され尽くしています。日本のカジノは新しくても、テーブルの上の数学は新しくありません。開業を待つあいだに調べられることは、ほとんど全部調べられます。
よくある質問
大阪IRのカジノにスロットマシンはありますか?
あります。電子ゲーム機は認められており、大阪IRの計画では約6,400台を設置するとされています。機種の内訳は公表されていません。
ブラックジャックは遊べますか?
遊べます。法令上の名称は「トゥエンティワン」で、4つの分類(配当3対2のブラックジャック、配当6対5のブラックジャック、ブラックジャックスイッチ、ポンツーン)が認められています。
いちばん負けにくいゲームはどれですか?
一般的なルールでは、定石どおりに打った配当3対2のトゥエンティワン(約0.5%)、コミッションありのバカラのバンカー(約1.06%)、クラップスのパスライン(約1.41%)の順にハウスエッジが小さくなります。ただし、どのゲームも期待値はマイナスです。長く遊べば、賭けた総額に比例して減っていきます。
客同士でポーカーの対戦はできますか?
認められています。ポーカーの8分類には客同士で対戦する形式が含まれ、トーナメントの開催も可能です。
次に読む
- 大阪IR(MGM大阪)完全解説 — 施設全体の概要
- 大阪IRのカジノ入場料は6,000円 — 回数制限と本人確認
- カジノで「勝ちやすいゲーム」ランキング — ハウスエッジ比較表
- ハウスエッジとは — カジノで負ける数学的理由
当サイトは数学・確率および各国制度の解説を目的とし、賭博を推奨するものではありません。日本国内からのオンラインカジノ利用は刑法185条に違反する可能性があります。種目は2026年10月時点のカジノ管理委員会の公表資料に基づきます。ハウスエッジは一般的なルール・配当での目安であり、実際の数値は日本で採用されるルールによって変わります。
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