ルーレットには大きく2種類あり、どちらを選ぶかだけでハウスエッジが約2倍違います。賭け方のテクニックより、まず「台選び」が損益を決める——その理由を数学で解説します。
この記事の結論
- ヨーロピアン(0のみ)はエッジ2.70%、アメリカン(0と00)は5.26%
- 差を生むのは「00」の1マスだけ。可能なら必ずヨーロピアンを選ぶ
- インサイドでもアウトサイドでも、賭け方でエッジは変わらない
- マーチンゲール等のシステムベットは期待値を改善しない
2種類のルーレット
ヨーロピアンルーレットは「0」を含む37マス。アメリカンルーレットは「0」と「00」を含む38マスです。この1マスの差が、ハウスエッジの差に直結します。
なぜエッジが2倍も違うのか
1点賭けの配当はどちらも35倍ですが、当たる確率が違います。
ヨーロピアン:(35×1/37)+(−1×36/37)=−2.70%
アメリカン:(35×1/38)+(−1×37/38)=−5.26%
配当は同じなのにマスが1つ多いぶん、当たりにくくなる。これだけで損失の期待値が約2倍に膨らみます。同じルーレットなら、ヨーロピアン一択です。
賭け方でエッジは変わらない
赤黒や偶数奇数(アウトサイド)も、特定の数字(インサイド)も、ハウスエッジは同じです。アウトサイドは当たりやすいぶん配当が低く、トータルの期待値は変わりません。「当たりやすい賭け方=得」ではない点に注意してください。
システムベットの誤解
負けるたびに賭け金を倍にする「マーチンゲール」などは、短期的に勝率が高く見えますが、1回ごとの期待値はマイナスのまま。テーブル上限や資金の壁にぶつかれば、一度の大負けで全てを失います。賭け方の工夫でハウスエッジを消すことはできません。
Kai の観察
ルーレットは「実力が一切介入できない」純粋な運のゲームです。だからこそ、できる唯一の合理的選択が「00のない台を選ぶ」こと。テクニックを探す前に、まず環境を選ぶ——これはギャンブルに限らず、あらゆる意思決定に通じる発想です。
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